2023.07.07
食用バラの品種紹介 ~ルージュロワイヤル編~
バラの品種は登録されているだけでも約4万種あると言われています。その中でも、私たちROSE LABOはどんなバラを栽培しているのか。
これまでお話をする機会がありませんでしたが、これから3編に渡り私たちが栽培している愛すべく3種類のバラをご紹介します。
まずは、私が観賞用のバラを約500種も食べ歩いたなかで、一番美味しいと感じたバラ「ルージュロワイヤル」です。
バラは見た目や香りで選ぶ方が多いと思いますが、私たちは創業時から「農薬を使わずに食用のバラを育てて、皆さんに幸せをお届けしたい」という想いがありました。
だからこそ、美味しくなければ食べる気にならないよね。と私もバラ好きなお客様の立場に立って考えました。
実際にバラを食べてみると、ほぼ全てのバラが想像以上に苦かったりエグみを感じました。
でもこれはバラに限った話ではなく、"花"に共通する特徴だそうです。
バラの香りが鼻に広がるからこそ、苦さやエグさが少ないバラはないかと必死に探して食べていた時期を思い出すと、私もつい笑ってしまいます。
それ程、ルージュロワイヤルと出会うまで必死で美味しいバラを探していました。
このルージュロワイヤルは、一輪に100枚近くもの花びらがついていて、外側は大きく内側に行くほど小さくなっていくんです。
最後は小指の爪くらいの大きさの花びらになっていてとっても可愛いんです。
そして何より食べた時に、苦さやエグさを感じることなく・・・逆にフルーツのような甘みさえ感じる、食べるのに最高な唯一無二のバラだと断言できます!
ルージュロワイヤルはROSE LABOの加工食品に使われていますので、ぜひその味を試してみてくださいね。
次回は「サムライ」という品種を育てる理由をお伝えします。
田中 綾華Tanaka Ayaka
ROSE LABO株式会社 代表取締役。1993年生まれ、東京都出身。大学を2年次に中退後、大阪の食用バラ農家にて修業。2015年に独立し「”食べられるバラ”を通して世界中の女性を美しく、健康に、幸せに」を理念にROSE LABO株式会社を設立。”食べられるバラ”の栽培、バラを配合した加工食品や化粧品などの商品開発、販売を行なう「6次産業」の農家として、講義、セミナー、なども行っている。2019年「マイナビ農業アワード」などで最優秀賞を受賞。