2023.10.22
【STAFF BLOG】コンフィチュール ローズの誕生秘話&おすすめのアレンジレシピをご紹介
こんにちは。
ROSE LABOの藤崎です。
いつも当店をご利用いただき誠にありがとうございます。
10月に入り、秋晴れの心地よい季節となりました。
秋といえば、「食欲の秋」。
そこで本日はROSE LABOの“食べられるバラ”をふんだんに使用した「コンフィチュール ローズ」について、詳しくご紹介いたします!
知られざる誕生秘話や、おすすめのお召し上がり方法等、この記事を読んだあとは、きっと味わってみたくなること間違いなし!
ぜひ最後までお楽しみくださいませ。
目 次
【Episode.1】コンフィチュールとジャムの違いとは?
「コンフィチュール」と「ジャム」の違い、皆さんはご存知でしょうか?
コンフィチュール(confiture)はフランス語で、「砂糖や酢、あるいは油などに漬けた」という意味のconfit(コンフィット)が語源です。
コンフィットには「風味を保って保存する」という意味もあるため、長期保存する技術を指す調理用語としても用いられています。
一般的に、コンフィチュールは、砂糖をまぶした果物から出た果汁を煮詰めて作ることが多く、煮付けたシロップに果肉を漬けるため、果肉感が残っているのが特徴です。
また、ジャムとくらべると甘さ控えめなのもコンフィチュールならでは。
一方、ジャムは英語で「jam」と記します。直訳すると「詰め込む」「いっぱいにする」という意味です。
コンフィチュールにくらべると煮込む時間が長いため、果肉があまり残っていないのが特徴で、形状としては、ゼリー状でとろみが強く、パンに塗りやすいです。
ちなみに、日本農林規格によると、糖度(可溶性固形分)が40度以上のものが「ジャム」と定義されていますが、コンフィチュールについての定めはありません。
これによって、一部の市場では、メーカーの判断により名づけが異なる場合もあるそうです。
ROSE LABOでは、バラの花びらを甜菜糖に漬け込んで「風味を引き出す」行程があることから「コンフィチュール ローズ」と名付けられました。
【Episode.2】商品誕生秘話
商品開発者である、ROSE LABO代表の田中綾華社長にインタビューしました!
QUESTION 1
まずはじめに、食べられるバラで食品をつくろうと思ったきっかけを教えてください。
代表取締役 社長(商品開発者):田中綾華
元々、ROSE LABOは食用バラを飲食店に販売をしていたのですが、どんなに丁寧に栽培をしても規格外で出荷できないバラがあり、もったいないと思いました。
少しだけ傷がついていたり、小さかったり、花びらが欠けているだけで規格外=破棄の対象になってしまうからです。
そして何より、毎日愛情をたっぷりかけて育てた我が子のようなバラを、自分たちの手で捨てることがどうしてもできず「どうにかこの子(バラ)の寿命をもっと伸ばすことができないか」「どうにか捨てずに活用することができないか」を模索した結果、規格外のロスフラワーを活用してジャムを作ろうとなりました。
ROSE LABOのバラは薬品を一切使用しないため、毎日、直接目でバラの健康状態をチェックすることで品質管理を徹底しています。
子どものように目が離せないのですが、ふとした時に香るさわやかなバラの香りは、本当に心地よく気分を高めてくれます。
バラ農園では、毎日朝から農園に出て、咲いたものをすぐに収穫することで、香り高い新鮮なバラを皆さまへお届けすることを心がけています。
QUESTION 2
商品化するまでのエピソードや裏話をお聞かせください。
代表取締役 社長(商品開発者):田中綾華
深谷のお菓子屋さんにバラを持っていき「このバラで美味しいジャムを作ってください」とお願いをしたところ、とても寄り添ってくれてジャムの試作が始まりました。
ここのお菓子屋さんは、和菓子が得意でお団子がとっても美味しいお店なのですが、無茶を言い夢やロス回避に共感・応援をしてくださり何回も何回も試作を重ねコンフィチュールローズが誕生しました。
QUESTION 3
特にこだわったところはありますか?
代表取締役 社長(商品開発者):田中綾華
見た目の華やかさ、美しさにとてもこだわりました。
一般的に出回っているローズジャムは花びらの形がぐちゃぐちゃになっています。
これは機械でまとめて作る時にどうしても花びらが細かく崩れてしまうことが原因です。
せっかく「食べられるバラ」を栽培しているからこそ、視覚から楽しんでいただきたく、バラの花びらの形状を残したジャムがこだわりのポイントです。そのために一つ一つ手作りでコンフィチュールローズはつくられています。
また経営理念である「食べられるバラを通して美しく・健康に・幸せに」を体現した製品にしたかったので、白砂糖・合成香料・合成着色料は使用せずに作っています。
QUESTION 4
苦労した点はありますか?
代表取締役 社長(商品開発者):田中綾華
合成着色料や合成香料を使用しないで作りたかったので、バラの選定にはすごく苦労しました。
色を抽出したり、香りをどれくらい強くするのか何度も協議を重ね、試行錯誤しました。
また甘さ(糖度)が高いと賞味期限が長くなりますが、どの年代の方にも美味しく召し上がっていただきたかったので、甘さは控えめにしながら、お客様に長く楽しんでもらえる賞味期限とのバランスも非常に難しかったです。
実は今のコンフィチュール ローズになるまでに5回以上リニューアルを行い、常にお客様の声を取り入れ、よりご満足いただけるように工夫を重ねています。
QUESTION 5
バラの品種「サムライ」を使用した理由を知りたいです。
代表取締役 社長(商品開発者):田中綾華
試行錯誤の末、花びらにはサムライという品種を選びました。
とても肉厚な花弁で丈夫なため、花びらの形を絶対に残したかったのでこの品種が最適でした。
また花弁が分厚いので歯ごたえもあり、花びらが溶けずに食感までも楽しんでいただけます。
QUESTION 6
おすすめするコンフィチュールの召し上がり方を教えてください。
代表取締役 社長(商品開発者):田中綾華
私は毎朝、無糖のヨーグルトに添えて食べます。
腸の動きはもちろん毎朝前向きな気持ちで1日をスタートできます!
また自分へのご褒美のときには、クラッカーにクリームチーズとこのコンフィチュールローズを添えて食べるのがすごく美味しく、優雅で至福の時間を堪能できるのでおすすめです。
QUESTION 7
最後にコンフィチュール ローズへの想いをお聞かせください。
代表取締役 社長(商品開発者):田中綾華
ROSE LABOから誕生した初めての製品がこのコンフィチュールローズです。
元々はファーマーズマーケットでジャムを手売り販売したことが、6次産業化や会社が成長するきっかけとなりました。
色々な思い出や愛情がたっぷりと詰まった大切な製品です。
このコンフィチュール ローズを五感で堪能いただき、幸せをお届けできると嬉しいです。
ぜひ一度は召し上がって頂きたいアイテムです。
【Episode.3】使用しているバラの品種「サムライ」の紹介
赤いバラの代表作とされる品種で、観賞用として市場で最も流通している真っ赤なバラです。
とても分厚く丈夫な花びらと、その耐久性が評価され、フランスのバラの名門・メイアン社が日本人の「サムライ魂」に敬意を表し命名したと言われています。
シャキシャキとした歯ごたえのある食感が特徴で、香りがほとんどない品種です。
詳しくはこちらの記事をチェックしてみてください。
▼食用バラの品種紹介 ~サムライ編~
【Episode.4】今すぐ真似したい!アレンジレシピ
色も形も美しく、お花の中でも特別感のあるバラ。
無農薬の“食べられるバラ”をスイーツにトッピングするだけで、一気に雰囲気がグレードアップします。
見た目の華やかさだけでなく、健康・美容にうれしい栄養も魅力のひとつ。
ぜひ、“食べられるバラ”を使って、こだわりのスイーツを作ってみませんか?
~パンナコッタ~
ローズゼリーを上に添えて、見た目もおしゃれなパンナコッタ
[パンナコッタ材料]
・牛乳:300mL
・砂糖:50g
・粉ゼラチン:5g
・ヨーグルト:100g(酸味の少ないプレーンヨーグルトがおすすめ)
・バニラエッセンス:適量
[パンナコッタ作り方]
① 粉ゼラチンを水でふやかす
※上にかけるゼリーの工程の分も合わせて、9gふやかしておくと効率的。
② 牛乳、砂糖を弱火で温める
③ ふやかしておいたゼラチンを加えて溶かす
④ 粗熱が取れたらヨーグルトとバニラエッセンスを加える
⑤ お好きな器に移し、冷蔵庫で1時間ほど冷やす
[上にかけるゼリー材料]
・水:120cc
・砂糖:ひとつまみ(ほのかな甘みのてんさい糖がおすすめ)
・粉ゼラチン:4g
・コンフィチュールローズ:大さじ2
[ゼリー作り方]
① 粉ゼラチンを水でふやかす
② 水に砂糖を入れ、中火にかける
③ 砂糖が溶けたら火を止め、ゼラチンを入れて混ぜる
④ 粗熱が取れたら「コンフィチュールローズ」を加える
⑤ バットに入れて1時間ほど冷やす
⑥ 固まったパンナコッタの上に盛り付け、完成
※盛り付ける前にフォークでクラッシュすると、キレイに仕上がります!
~ローズクリームチーズケーキ~
とろりとしたチーズケーキ部分と、シャキシャキとした食感のバラの花びらのコントラストを楽しめます。
[材料]
・☆粉ゼラチン:5g
・☆「コンフィチュールローズ」:大さじ1~2杯
・クリームチーズ:35g
・プレーンヨーグルト:200g
・「コンフィチュールローズ」:お好みの量
[ローズクリームチーズケーキ作り方]
① ☆を混ぜ合わせふやかしておく。
② クリームチーズを柔らかくし、ヨーグルトを加えてよく混ぜる。
③ ②に「コンフィチュールローズ」を加え混ぜ合わせる。①のゼラチンをレンジで加熱し(600W15秒目安)溶かしたものを加える。
④ カップにレアチーズ生地を流し入れ、冷蔵庫で冷やし固める。
⑤ 固まったレアチーズの上に「コンフィチュールローズ」を崩してトッピングし、完成。
※最後にミントをトッピングすると、お店のような仕上がりに。
【Episode.5】ROSE LABOスタッフの手作りスイーツ
コンフィチュール ローズを使ったROSE LABOスタッフのリアルな手作りスイーツをご紹介!
スタッフ高山
安心・安全の材料で、一緒に作って楽しい日曜日
コンフィチュール ローズは砂糖ではなく甜菜糖を使用しているため、小学生の娘にも安心して与えられます。
クッキーは犬やハートなど、形を作る過程も工作みたいで楽しかったようです。
市販のおやつも良いけれど、一緒に作って楽しむ時間はお菓子作りならではですね(^^♪
スタッフ栗山
食後のデザートやお酒のおつまみに-バラを添えて-
私も夫も甘党ではないため、ヨーグルトやクラッカーに添えて爽やかな甘味を楽しむのが至福のひとときです。
何気ない食卓が華やかになり、ちょっぴり贅沢な気分を味わえます^^
スタッフ藤崎
超簡単!ご褒美ローズチーズケーキ
このチーズケーキは材料を混ぜて、冷蔵庫で冷やすだけでできちゃうのでサクッと作れてとっても簡単!
好きなフルーツとコンフィチュール ローズを添えて贅沢なご褒美スイーツを楽しんでいます♪
じっくり煮詰めたバラジャム
コンフィチュールローズ
「食べられるバラ」をじっくり煮込んだコンフィチュール(ジャム)です。一口食べると口の中にバラの香りが広がり幸せな気持ちに。
花びらがひらひらと舞うようにたっぷり入っているので、視覚でもお楽しみいただけます。
安心してお召し上がりいただくため、合成香料・合成着色料は一切使用していません。
ROSE LABO STAFF 藤崎
いかがでしたでしょうか。
コンフィチュール ローズは私のお気に入り商品のひとつです。
見た目も華やか、弾ける花びらの素材感、豊かなバラの香り、自然で優しい甘さ。
疲れたときにふと、スプーンでひとすくいして食べたくなるようなご褒美スイーツです。
“食べられるバラ”で、いつもの暮らしにちょっとした贅沢を。
最後までお読みいただき誠にありがとうございます。
今後ともROSE LABOをどうぞよろしくお願いいたします。